war dog(軍用犬) の活躍 ウサマ・ビンラディン襲撃作戦 - 2011.05.11 Wed
海軍特殊部隊「SEALS(シールズ)」の兵士さんは、どんなに険しく厳しいことかを承知で志願するのだろうが、
war dogはどうなのだろうか?他の犬よりも秀でた才能が備わっていたがために抜擢されwar dogの道を歩んだのだろうと思います。きっと、訓練が楽しくてしかたないのだろう。
とても栄誉あるwar dogに対して失礼なのかも知れませんが、危険と背中合わせであることを知らないという点では、不憫に思えてしまいます。
以下はニュース記事より
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兵士と高度約9100メートルの上空からパラシュートで降下し、世界最高記録を達成した軍用犬。
ともに酸素マスクをつけての命懸けの訓練
バラク・オバマ米大統領(49)は6日、ケンタッキー州のフォートキャンベル陸軍基地を訪れ、国際テロ組織アルカイダの指導者ウサマ・ビンラディン容疑者の急襲作戦に加わった海軍特殊部隊「SEALS(シールズ)」の兵士らと非公開で面会した。「沈黙のプロフェッショナルたち」と称え、大統領は米国民を代表して「よくやった」と功績をねぎらい、殊勲部隊章を授与した。また、米メディアは急襲作戦には軍用犬も加わっていたと報じ、どんな犬だったのか話題を呼んでいる。大統領はこの犬とも“面会”した。
■SEALSをねぎらう
ビンラディン容疑者を仕留めたのは、シールズ(約2500人)の最精鋭部隊「チーム6」。シールズは人間の体力の限界に挑むような厳しい訓練で知られており、1年半以上の選抜訓練で志願者のうち8割が脱落するとされる。実際に配属されるまでに、水中爆破やパラシュート降下など5年程度の訓練を受ける。チーム6はこの中から選抜されるエリート中のエリートで、米政府はその存在を公式には認めていない。陸軍特殊部隊のデルタフォースと同様に、どのような活動を行っているのかも一切明らかにされていない「闇(やみ)」工作のプロ集団だ。
作戦ごとにメンバーが選抜され、今回の急襲作戦の訓練は今年2月に開始したが、襲撃相手がビンラディン容疑者であることは直前まで知らされなかったという。オバマ大統領は6日、ジョゼフ・バイデン副大統領(68)と共に作戦に参加したメンバーに会って作戦の説明を受けた。ビンラディン容疑者に致命傷となる銃撃を加えた兵士には特に声をかけ、「今回の作戦は米国史上で最も成功した特殊作戦の一つだった」と述べた。
大統領は面会後、アフガニスタン従軍を終え最近帰国した兵士ら2300人以上を前に演説し、「敵の頭を切り落とした。(ビンラディン容疑者が)米国を脅かすことは二度とない」と述べ、アルカイダ打倒に大きな一歩を進めたと強調した。
■突入時間を稼ぐ
一方、米CNNテレビなどによると、急襲作戦に加わった軍用犬はジャーマンシェパードで、弾薬の臭いをかぎつけると敵に猛スピードで突撃する訓練を受けていた。チーム6のメンバーといっしょにパラシュートで空中から降下し、兵士がビンラディン容疑者の隠れ家のドアを突き破ると、先陣を切って邸内に突撃。敵をひるませ、兵士が突入するのに必要なコンマ数秒の時間を稼ぐのにも貢献した。
軍用犬は防刃、防弾性に優れたアーマー(防身具)を身につけ、アーマーには赤外線夜間カメラも備えつけられていた。チーム6のメンバーと同じく、特別な訓練を受けた軍用犬の中でも最も能力が高く、実戦経験も豊富な“エリート犬”で、日ごろの訓練の成果を発揮した。